ファナックの年収は1144万円?平均年収・年代別・役職別に解説

キーワード: ファナック 年収

結論:ファナックの平均年収は約1,100万円台

ファナック株式会社の平均年収は、有価証券報告書(提出会社・単体)ベースで2025年3月期が約1,164万円、2026年期が約1,144万円と公表されています。平均年齢は40歳前後、平均勤続年数は15年前後です。

この金額には賞与や残業代などの基準外賃金が含まれた「全従業員の平均値」であり、個人の年収を保証するものではありません。職種・役職・評価によって金額は大きく上下します。

  • 2025年3月期:平均年収 約1,164万円/平均年齢39.9歳/平均勤続15.0年
  • 2026年期:平均年収 約1,144万円/平均年齢40.0歳/平均勤続15.3年
  • 対象は提出会社(単体)の全従業員平均で、賞与・残業代を含む
  • 国税庁調査の日本の平均給与(約478万円)と比べると約2.4倍の水準

年収推移:業績連動賞与で100万円以上動くことも

ファナックは業績連動型の賞与比率が高く、年度によって平均年収が大きく変動します。公表値でも2023年期の約1,284万円をピークに、2024年期約1,238万円、2025年期約1,164万円、2026年期約1,144万円と段階的に下がっています。

比較する際は必ず同じ年度の数値で見ることが重要です。ネット上では1,098万円(2021年3月期)や1,238万円(2024年3月期)といった数字も流通しており、年度の取り違えによる差が生じています。

  • 2023年3月期:約1,284万円(直近ピーク)
  • 2024年3月期:約1,238万円
  • 2025年3月期:約1,164万円
  • 2026年期:約1,144万円
  • 賞与は年2回、業績に応じて年間6〜10ヶ月分程度で振れるとされる

年代別の年収目安:30代で800〜1,200万円台

口コミ・推計ベースでは、20代後半で650〜950万円、30代前半で800〜1,200万円、40代前半で1,000〜1,600万円、50代前半で1,200〜2,000万円といったレンジが示されています。

ただし有報の平均年収は平均年齢39.9歳の全従業員平均であり、若手はこれより低く、管理職は大きく上回る点に注意してください。30歳時点に年齢補正した推計値は、約1,074万円とする試算と約852万円とする独自推計があり、算出方法によって差が出ます。

  • 25〜29歳:650〜950万円程度
  • 30〜34歳:800〜1,200万円程度
  • 35〜39歳:900〜1,400万円程度
  • 40〜44歳:1,000〜1,600万円程度
  • 50〜54歳:1,200〜2,000万円程度

職種別・役職別:研究開発と製造で大きな差

口コミデータでは、研究開発職が平均約1,056万円と最も高く、製造職は平均約554万円と、職種間で約500万円の差があります。研究職の比率が高い企業特性上、平均値だけを見ると実際の配属で印象が変わります。

役職別では、一般社員で400〜800万円、主任で800〜1,200万円、課長クラスで1,800万円前後、部長クラスで2,200万円前後とする口コミ平均が確認されています。これらは自己申告ベースの参考値です。

  • 研究開発職:800〜1,500万円(平均約1,056万円)
  • 開発職:700〜1,300万円(平均約973万円)
  • 営業職:650〜1,200万円(平均約916万円)
  • 製造職:400〜800万円(平均約554万円)
  • 役職目安:主任800〜1,200万円/課長1,500〜1,900万円/部長2,000〜2,400万円

全国平均・同業他社との比較

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査では、一般労働者(男女計)の所定内給与は月34万600円、年収換算で約490万円です。製造業は月33万円・年収換算約475万円で、ファナックの公表平均はこれを大きく上回ります。

同業ではキーエンス約2,039万円、東京エレクトロン約1,354万円が先行し、ファナック約1,164万円は三菱電機・安川電機(各約870万円)や村田製作所(約803万円)を上回る位置づけです。

  • 全国・一般労働者(男女計):年収換算 約490万円
  • 製造業:年収換算 約475万円
  • キーエンス:約2,039万円(平均年齢34.8歳)
  • 東京エレクトロン:約1,354万円
  • 三菱電機・安川電機:各約870万円

高年収の理由と確認しておきたい注意点

ファナックの高水準を支えているのは、業績連動ボーナスの比率の高さと、工作機械用CNC・産業用ロボットという高収益事業の構造です。一方で、業績が調整局面に入ると賞与が縮小し、平均年収も下がる傾向があります。

また、有報の従業員数は集計範囲によって見え方が異なります。単体4,793人とする資料と、連結・別基準で1万人規模とする資料が混在しているため、平均年収の算定対象と一致しない点にも留意してください。

  • 平均年収は全従業員平均であり、個人の年収を保証するものではない
  • 賞与は業績連動で、好況期と調整期で年収が100万円以上変動しうる
  • 職種・役職・勤務地・評価によって実際の年収は大きく異なる
  • 口コミ由来の役職別・職種別年収は参考値として扱う
  • 比較する際は同じ年度・同じ集計範囲の数値でそろえる

この記事のポイント

ファナックの平均年収は有報ベースで約1,144万〜1,164万円。業績連動賞与の影響で年度ごとの振れ幅が大きい点が最大の特徴です。年代別・職種別のレンジも踏まえ、自分の条件に当てはめて考えることが大切です。

  • 2025年3月期の平均年収は約1,164万円、2026年期は約1,144万円
  • 平均年齢40歳前後・勤続15年前後、賞与・残業代込みの単体平均
  • 年代別では30代800〜1,200万円、40代1,000〜1,600万円が目安
  • 職種差が大きく、研究開発(平均約1,056万円)と製造(約554万円)で差
  • 全国平均(約490万円)や製造業平均(約475万円)を大きく上回る水準

参考情報

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