森ビルの年収は約977万円|職種別レンジと平均の読み方
森ビルの平均年収は約977万円(2025年3月期)
森ビル株式会社の平均年間給与は、2025年3月期の有価証券報告書で9,772千円、万円換算で約977万円です。同報告書では提出会社の従業員数1,548人、平均年齢43.6歳、平均勤続年数16.1年と記載されています(臨時従業員113人は外数)。
この金額は賞与および基準外賃金を含む「提出会社の平均」であり、入社直後の年収や中途採用で提示される年収をそのまま示すものではありません。同じ会社名でも、職種・等級・勤続年数によって実際の水準は大きく変わります。
- 平均年間給与:9,772千円(約977万円)
- 提出会社の従業員数:1,548人(臨時従業員113人は外数)
- 平均年齢:43.6歳/平均勤続年数:16.1年
- 連結従業員数は4,059人程度で、提出会社平均給与とは対象が異なる
平均年収の推移|前年から約22万円増加
2024年3月期の平均年間給与は9,556千円だったため、2025年3月期は216千円(約22万円)増えています。従業員数は1,568人から1,548人へ微減し、平均年齢は43.5歳から43.6歳、平均勤続年数は15.9年から16.1年へとわずかに上がりました。
一方、集計時点の異なるデータでは平均年収887万円(2022年時点の推計)という数字も見られます。これは対象年度と集計方法が違うため、直近の公式値である約977万円と単純に比較できない点に注意してください。
- 2024年3月期:9,556千円/従業員1,568人/平均年齢43.5歳
- 2025年3月期:9,772千円/従業員1,548人/平均年齢43.6歳
職種・ポジション別の想定年収レンジ
森ビルは都市再開発、不動産賃貸・管理、文化・芸術・タウンマネジメント、コーポレート機能まで業務が幅広く、同じ社内でも求められる専門性が異なります。そのため、平均値だけでなく職種・役割ごとの水準感を把握しておくことが重要です。
以下は口コミサイトや業界情報をもとにした推計レンジであり、公式に開示された確定値ではありません。実際の提示額はポジション・経験・評価によって個別に決まります。
- 若手総合職(20代前半):550〜700万円程度
- 総合職(20代後半〜30代前半):700〜900万円程度
- 建築・設計技術職(30代):700〜950万円程度
- 係長・主任クラス:800〜1,100万円程度
- 課長・管理職:1,100〜1,500万円程度
- 部長クラス:1,500〜2,000万円程度(推計)
新卒・若手の年収は平均より低い
新卒総合職の募集要項では、2027年4月の初任給予定として大学院卒の総合職が月給360,000円、大学卒の総合職が月給330,000円とされています。諸手当には超過勤務、家族、通勤などが示され、昇給は年1回、賞与は年2回です。
20代の想定平均年収は600万円台という推計もあり、平均977万円は平均年齢43.6歳・平均勤続16.1年の長期勤務者を含んだ数字であることを踏まえると、入社数年でこの水準に届くわけではありません。
- 大学院卒総合職の初任給:月給360,000円
- 大学卒総合職の初任給:月給330,000円
- 昇給年1回・賞与年2回、スーパーフレックスタイム制度あり(コアタイムなし)
全国平均や他業種と比べると高い水準
厚生労働省の賃金構造基本統計調査(2025年・一般労働者)をもとにした年収換算の参考値は、男女計で約490万円、男性約540万円、女性約410万円です。大学卒では約570万円、高校卒では約420万円が目安となります。
産業別では電気・ガス・熱供給・水道が約640万円、学術研究・専門・技術サービスが約635万円、金融・保険が約630万円で高い水準に並びます。森ビルの約977万円はこれらを上回る水準ですが、平均年齢や勤続年数、職種構成の違いを考慮せずに単純比較することはできません。
- 一般労働者・男女計:約490万円(参考値)
- 大学卒:約570万円/高校卒:約420万円
- 産業別上位:電気・ガス・熱供給・水道 約640万円、学術研究・専門・技術サービス 約635万円
平均年収が高く見える理由と注意点
理由のひとつは、平均年齢43.6歳・平均勤続年数16.1年という構成です。中途採用が中心の組織でありながら勤続の長い層が平均を押し上げており、若手や入社直後の水準とは切り離して考える必要があります。
また、不動産デベロッパーは固定給が高めで、賃貸ビル事業が主体のため収益変動が比較的小さいという特性が指摘されます。ただし非上場企業であり、株式やストックオプションといった資本的報酬は基本的に存在しない点も、外資系企業などと比較する際の留意点です。
- 平均値は「誰の平均か」「何を含むか」を必ず確認する
- 賞与・基準外賃金を含む数字であり、月給や初年度年収とは別物
- 非上場のため株式報酬は基本的に想定しにくい
- 管理職ポジションは限られ、昇格ペースには個人差がある
転職時に確認すべきポイント
中途採用では、前職の年収水準・専門スキル・担当ポジションに応じた個別オファーとなります。平均977万円は交渉の根拠にはなりにくいため、求人票・面接・オファー面談・労働条件通知書で条件を書面確認することが基本です。
特に、提示年収に時間外手当が含まれているか(固定残業代の有無)、賞与の算定期間と入社初年度の扱い、配属部署の勤務地や勤務時間は必ず確認しましょう。住宅関連の補助が多くないという指摘もあるため、手当・福利厚生は年収への影響とあわせて確認したい項目です。
- 基本給・等級・昇給時期と、提示年収に占める割合
- 賞与の支給回数・算定期間・初年度の扱い
- 時間外手当や固定残業代が提示年収に含まれるか
- 勤務地(東京ほか)・フレックスやシフト勤務の有無
- 通勤・家族・社宅など手当の利用条件
この記事のポイント
森ビルの平均年収は公式値で約977万円と高水準ですが、これは提出会社の平均であり、職種・年齢・勤続年数によって実際の水準は大きく異なります。転職時は平均値ではなく、自分のポジションの提示条件を書面で確認することが大切です。
- 2025年3月期の平均年間給与は9,772千円(約977万円)
- 平均年齢43.6歳・平均勤続16.1年の提出会社平均で、初年度年収とは別物
- 職種別の想定レンジは550万〜2,000万円程度まで幅がある(推計)
- 全国平均は約490万円、大学卒で約570万円(参考値)
- 中途は個別オファーのため、賞与・手当・固定残業代を書面確認する