楽天の年収はいくら?平均850万円の実態と職種別レンジ
楽天グループの平均年収は約850万円(有報ベース)
楽天グループ株式会社(プライム・4755)の2025年12月期(連結)有価証券報告書では、平均年収は8,508千円(約850万円)、従業員数は29,419名とされています。前期は8,208千円だったため、1年で約30万円上昇した計算です。
ただしこれは同社とグループ各社を含む「全従業員の平均」であり、正社員・契約社員・地域や職種の構成比が混ざった数字です。個人の年収をそのまま示すものではない点に注意してください。数値は有報からの機械抽出であり、評価や解釈は含まれていないとされています。kaisha-katachi.com
- 平均年収:8,508千円(約850万円、2025年12月期)
- 従業員数:29,419名(前期比+0.3%)
- 平均勤続年数:6.3年(同業種中央値6.6年をやや下回る)
- 同業種の給与中央値5,898千円を約2,610千円上回る水準
平均年収の推移(直近5期)
公表データを並べると、楽天グループの平均年収は7,700千円台から8,500千円台へと緩やかに上昇しています。一方で従業員数は2022年12月期の32,079名をピークにいったん減少し、直近は横ばいです。
平均年収は「従業員構成の変化」でも動くため、昇給だけで上昇したとは限りません。数字の良し悪しは一概に判断できず、あくまで参考値として見るのが安全です。kaisha-katachi.com
- 2021年12月期:7,742千円(28,261名)
- 2022年12月期:7,971千円(32,079名)
- 2023年12月期:7,946千円(30,830名)
- 2024年12月期:8,208千円(29,334名)
- 2025年12月期:8,508千円(29,419名)
職種・グレード別の年収レンジはどう見るか
楽天グループの公式な職種別年収表は一般に公開されていません。そのため職種別の正確な金額は不明であり、ここでは公開求人や同業界の一般的な水準を踏まえた「目安レンジ」として整理します。断定的な年収保証ではありません。
全社平均が約850万円である以上、シニア層や専門性の高い職種が平均を押し上げている可能性が高いと考えられます。逆に若手・定型業務・カスタマーサポート系は平均を下回るケースが多いとみられます。
- エンジニア・データ系(若手〜中堅):概ね400万〜800万円程度のレンジ感
- エンジニア・シニア/マネージャー:概ね800万〜1,200万円以上のレンジ感
- 事業企画・マーケティング・営業(総合職):概ね450万〜900万円程度
- コーポレート部門(経理・人事・法務):概ね400万〜800万円程度
- カスタマーサポート・事務系:概ね300万〜500万円程度
- ※いずれも公開情報と一般的な相場からの目安であり、実際の提示額は職種・グレード・経験・勤務地で変動します
日本全体の平均年収と比べると
国税庁の民間給与実態統計調査では、1年を通じて勤務した給与所得者の平均給与は487万円(男性597万円、女性342万円)とされています。楽天グループの平均約850万円はこれを大きく上回る水準です。nta.go.jp
厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査では、一般労働者(男女計)の所定内給与は月額340.6千円で、年収換算ではおおよそ490万円前後が一つの目安になります。業種別では「情報通信業」の所定内給与が411.0千円と高めで、楽天グループはこの情報通信業に近い位置づけです。mhlw.go.jp
- 民間給与実態統計:平均給与487万円
- 賃金構造基本統計調査:一般労働者 月額340.6千円(年収換算 約490万円)
- 情報通信業:月額411.0千円(業種別では上位グループ)
- 楽天グループ平均:8,508千円(全社平均)
手取りの目安
年収850万円の場合、所得税・住民税・社会保険料を差し引いた手取りは、一般的な概算で年600万〜630万円前後(月あたり約50万円前後)になることが多いとされます。扶養家族の有無や住んでいる自治体、各種控除で変動します。
月額の所定内給与ベースで見ても、額面と口座に振り込まれる金額には約2割前後の差が出るのが通常です。転職時の年収交渉では「額面」ベースで話が進むため、手取り感覚とはズレが生まれます。
- 年収500万円:手取り 約390万〜400万円前後
- 年収700万円:手取り 約520万〜540万円前後
- 年収850万円:手取り 約600万〜630万円前後
- 年収1,000万円:手取り 約700万〜730万円前後
- ※あくまで概算で、家族構成・控除・自治体により変動します
楽天で年収を上げる/転職で狙うときの考え方
同社の平均年収は全社平均であり、入社時の提示額はポジション・グレードで決まります。平均値だけを見て「楽天に入れば850万円」と考えるのは適切ではありません。
公開求人では経験年数やスキルセットに応じたレンジが示されることが多いため、応募前に募集要項のレンジと自分のグレード感を突き合わせておくと、ミスマッチを避けやすくなります。
- 職種・グレード・勤務地の3点で提示額レンジを確認する
- エンジニア職はスキル評価でレンジが大きく動く
- 平均勤続6.3年と短めのため、中途入社でも馴染みやすい文化があるとされる
- 賞与・ストックオプションなど現金以外の報酬も条件面で確認する
- 提示額は必ず内定通知書の額面ベースで比較する
この記事のポイント
- 楽天グループの平均年収は約850万円(2025年12月期・有報ベース)
- 従業員数は約2.9万人、平均勤続年数は6.3年
- 日本全体の平均給与487万円より大きく高い水準
- 職種別の公式な年収表は非公開で、レンジは目安にすぎない
- 手取りは額面の約7〜8割が一つの目安
- 入社時の年収は全社平均ではなくグレードと職種で決まる