給料20万の手取りはいくら?年収換算と平均との比較
給料(額面)20万円の手取りは約16万円前後
月給の額面が20万円の場合、社会保険料と税金が差し引かれた手取り額はおおむね16万円前後(15.8万〜16.3万円程度)になります。
これは所得税や住民税を控除した後の金額で、年齢・居住地・扶養の有無・加入する健康保険組合などによって数千円〜1万円程度変動します。
- 額面月給20万円 → 手取りの目安は約16万円(8割前後)
- 控除額の目安は月4万円前後(社会保険料+税)
- 扶養家族がいると住民税・所得税が下がり手取りはやや増える
手取り16万円の内訳(控除されるもの)
額面20万円から引かれる主なものは、健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料などの社会保険料と、所得税・住民税です。社会保険料だけで額面の約15%前後を占めます。
協会けんぽ・東京・30歳未満・扶養なしという一般的な条件での概算は次のとおりです。正確な金額は勤務先の保険料率や自治体の税率で変わります。
- 健康保険料:約1万円(約5%)
- 厚生年金保険料:約1.8万円(約9.15%)
- 雇用保険料:約1,000円(約0.5%)
- 所得税:約2,000〜3,000円
- 住民税:約6,000〜7,000円(2年目以降)
給料20万円を年収に換算するといくら?
額面月給20万円が12か月続くと、単純計算で年収240万円です。ここに賞与(ボーナス)が加わると年収は変わります。
賞与が年2か月分(40万円)であれば年収280万円、年4か月分(80万円)であれば年収320万円が一つの目安です。賞与の有無で年収レンジが大きく変わる点に注意してください。
- 賞与なし:年収約240万円(手取り約192万円前後)
- 賞与2か月:年収約280万円(手取り約220万円台)
- 賞与4か月:年収約320万円(手取り約250万円台)
日本の平均賃金と比べるとどの位置か
厚生労働省の令和7(2025)年賃金構造基本統計調査によると、一般労働者(短時間労働者以外の常用労働者)の所定内給与は男女計で月340.6千円、男性373.4千円、女性285.9千円でした(mhlw.go.jp)。
額面月20万円はこの平均を下回る水準で、特に男性平均(約37.3万円)と比べると差が大きいことがわかります。一方、短時間労働者や若年層、一部のサービス業では20万円前後という水準も珍しくありません。
- 男女計の平均所定内給与:月340.6千円(年収換算で約490万円前後)
- 学歴別では高校卒297.2千円、大学卒396.3千円
- 産業別では宿泊・飲食サービス業が277.2千円で最も低い水準
- 電気・ガス・熱供給・水道業は444.0千円で最も高い水準
同じ額面20万円でも手取りが変わるケース
額面が同じ20万円でも、住んでいる都道府県や加入する健康保険、扶養の有無、住民税の課税状況によって手取りは数千円〜1万円程度変動します。
たとえば扶養家族がいると所得税・住民税の負担が軽くなり、手取りは増えます。逆に前年の所得が高いと住民税が上がり、手取りは減ります。
- 健康保険組合の保険料率(都道府県・組合で差)
- 扶養家族の人数(税負担が変動)
- 前年の所得による住民税額の差
- 住民税は入社2年目以降に反映される点に注意
手取りを増やすための考え方
手取りを増やす現実的な方法は、①額面(月給・賞与)を上げる、②節税制度を活用する、③控除対象を正しく申告する、の3つです。
iDeCoやふるさと納税などの制度は、将来の税負担や住民税を軽くする効果があります。ただし即座に手取りが増えるわけではないため、仕組みを理解したうえで活用することが大切です。
- 転職や昇給で額面を上げる(最も直接的)
- iDeCo・ふるさと納税など節税制度の活用
- 扶養控除・医療費控除などの確定申告漏れをなくす
- 副業可の職場では収入源を複数持つ
この記事のポイント
額面月給20万円の手取りはおおむね16万円前後で、賞与の有無により年収は240万〜320万円程度のレンジになります。日本の平均賃金(男女計:月340.6千円)と比べるとやや低い水準であることが統計から読み取れます。
- 額面20万円の手取りは約16万円(8割前後)
- 社会保険料と税金で月4万円前後が控除される
- 年収換算は賞与なしで約240万円、賞与込みで280〜320万円台
- 2025年一般労働者の平均所定内給与は月340.6千円(男女計)
- 手取りは保険料率・扶養・住民税で数千円〜1万円変動する