テクノプロの年収はいくら?平均・年収例・職種別の目安を解説
結論:テクノプロの年収は「どの数字を見るか」で大きく変わる
テクノプロの年収を調べると、387万円・566万円・635万円といった異なる数字が出てきます。これは集計対象が違うためで、技術社員本人の実態に近いのは387〜412万円帯、掲載求人の想定年収の中央値は約566万円、親会社テクノプロ・ホールディングスの有価証券報告書ベースは638万円前後です。
有報の平均年間給与は持株会社の管理部門社員が中心で、現場の技術社員の水準とは乖離があると指摘されています(career-be.jp)。したがって「テクノプロ=年収600万円台」と単純に考えるのは避けたほうが安全です。
- 技術社員の平均:387〜412万円(口コミ集計では平均472万円・中央値395万円)
- 掲載求人の想定年収:250〜1200万円、中央値は約566万円
- 有価証券報告書ベース:635〜638万円(対象は持株会社の従業員)
採用条件で公開されている年収レンジと年収例
テクノプロ・エンジニアリング社のキャリア採用ページでは、年収350万円〜550万円、月給22万〜35万円と明示されています。経験・能力を考慮のうえ社内規定で決定される形式です(technopro.com)。
同ページには入社年次別の年収事例として、入社5年目512万円、入社10年目720万円、入社15年目810万円が掲載されています。あくまで一例であり、全員がこの水準に到達する保証はありません。
- 提示レンジ:年収350万〜550万円/月給22万〜35万円
- 年収事例:5年目512万円、10年目720万円、15年目810万円
- 賞与は年2回、昇給(賃金改定)は年1回
平均年収の実態:技術社員は387〜412万円が中心
複数の口コミ・集計サイトでは、テクノプロの技術社員の平均年収は387〜412万円とされています。OpenMoneyの148人集計では平均472万円・中央値395万円で、中央値が平均を下回るため一部の高年収層が平均を引き上げている構図です(career-be.jp)。
背景にはビジネスモデルの違いがあります。テクノプロは3万人超のボリューム型で稼働率を重視するため、少数精鋭の高単価路線を取るメイテック(平均約480万円)と比べて1人あたりの報酬水準が70〜100万円低いと分析されています。
- 技術社員平均:387〜412万円(平均年齢33歳前後)
- OpenMoney集計:平均472万円・中央値395万円(148人)
- メイテックとの差:70〜100万円程度
職種別の想定年収:組み込みソフトウェアが高い傾向
掲載求人の想定年収を職種別に見ると、技術職(組み込みソフトウェア)が中央値約725万円(最大1200万円)で最も高く、次いでITエンジニアが約555万円、SE・インフラ・Webエンジニアや機械・電気が約550万円で並びます(career-be.jp)。
テクノプロITに限れば平均は約390〜412万円とされる一方、上流工程や特定技術に特化した中途採用では年収1200万円を上限とするオファー例もあると紹介されています(sincereed-agent.com)。平均値は未経験層を含む点に注意が必要です。
- 組み込みソフトウェア:350〜1200万円/中央値725万円
- ITエンジニア:337〜1200万円/中央値555万円
- SE・インフラ・Web:250〜1000万円/中央値550万円
- 機械・電気:250〜1200万円/中央値550万円
- 若手・未経験枠の目安:300〜380万円
年代別・役職別の年収目安
年代別の推定値では、20〜24歳で約336万円、25〜29歳で約479万円、30〜34歳で約523万円、35〜39歳で約568万円、40代前半で約604万円、50歳以上で約661万円という試算が示されています(career-be.jp)。これは全国平均の年収カーブを当てはめた目安であり、実際の等級テーブルとは異なります。
役職別では一般社員約566万円、係長級約660万円、課長級約874万円、部長級約1061万円という試算もあります。テクノプロはグレード制を採用しており、上位グレードへの昇格で年収が大きく上がる仕組みですが、昇格ペースには個人差があります。
- 20代後半:約479万円/30代前半:約523万円
- 30代後半:約568万円/40代前半:約604万円
- 一般社員566万円 → 係長660万円 → 課長874万円 → 部長1061万円(試算)
額面だけでなく「総報酬」で見るべき理由
テクノプロは残業代を1分単位で全額支給し、みなし残業代制度を採用していないとされています。月平均残業は11〜14時間程度とされ、残業代による上乗せは月1.5〜3万円、年間で18〜36万円程度が相場です(career-be.jp)。
また、応用情報技術者で15万円など資格取得の報奨金制度があり、額面の平均年収だけでは測れない手取りの上乗せが存在します。賞与は年2回で年間3〜4ヶ月分がボリュームゾーンとされますが、グレードや評価で差があり、若手は2〜3ヶ月分にとどまるケースもあります。
- 残業代は1分単位で全額支給(営業職は固定残業の場合あり)
- 賞与は年2回、年間3〜4ヶ月分が目安
- 資格取得報奨金(応用情報技術者で15万円など)
- 住宅・退職金・確定拠出年金なども含めた総報酬で比較する
新卒・未経験から入る場合の初任給
新卒初任給はカンパニーや職種で差があります。テクノプロ・ホールディングスの総合職では274,840円(2026年卒向け情報)、テクノプロ・エンジニアリング社の技術職では大卒216,000円、修士卒231,000円という求人情報もあり、持株会社と事業会社で1万〜6万円の開きがあります(career-be.jp)。
未経験からIT業界に入る場合は年収300〜380万円台が目安とされ、まずは現場経験を積んで上位グレードを目指す期間と位置づけるのが現実的です(sincereed-agent.com)。
- ホールディングス総合職:月給274,840円(2026年卒情報)
- エンジニアリング社技術職:大卒216,000円/修士卒231,000円
- 未経験・若手枠の年収目安:300〜380万円
日本全体の年収水準と比べるとどうか
厚生労働省の賃金構造基本統計調査をもとにした参考値では、一般労働者・男女計の年収は約490万円、大学卒で約570万円、産業別では情報通信が約585万円、学術研究・専門・技術サービスが約635万円と整理されています。
テクノプロの技術社員平均387〜412万円は全国平均を下回る一方、求人想定の中央値566万円は全国平均を上回ります。どちらの数字を基準にするかで評価が反転するため、自分の職種・経験年数に近い区分で比較することが重要です。
- 全国・一般労働者:約490万円
- 大学卒:約570万円
- 情報通信:約585万円/学術研究・専門・技術サービス:約635万円
この記事のポイント
- テクノプロの技術社員平均は387〜412万円、求人想定の中央値は約566万円
- 有報ベースの635〜638万円は持株会社の管理部門が中心で、現場の実態とは乖離
- 採用条件の提示レンジは年収350万〜550万円、年収例は5年目512万円・10年目720万円
- 職種別では組み込みソフトウェアが中央値約725万円で最も高い
- 残業代1分単位の全額支給と資格報奨金があり、額面以外の上乗せがある
- 年代別・役職別の数値は全国統計を当てはめた目安であり、断定はできない