デベロッパーの年収はいくら?不動産・IT別の目安と手取り

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デベロッパーの年収は「どのデベロッパーか」で大きく変わる

日本語で「デベロッパー」という場合、不動産開発を手がける不動産デベロッパーと、ソフトウェアやアプリを開発するIT・ソフトウェアデベロッパーの2つの意味で使われることが一般的です。同じ「デベロッパー」でも仕事内容も賃金の決まり方も異なるため、年収をひとつの数字で示すことはできません。

また、公的統計である賃金構造基本統計調査には「デベロッパー」という職種区分がありません。そのため本記事では、関連する産業・職種の平均賃金をもとに年収の目安レンジを整理します。個別企業の年収は公的統計からは確認できないため、不明な部分は不明として記載します。

まずは全体の賃金水準を確認

厚生労働省の令和7(2025)年賃金構造基本統計調査によると、一般労働者(短時間労働者以外の常用労働者)の所定内給与額は男女計で月34万600円(前年比3.1%増)でした。単純に12か月分とすると約409万円、賞与を含めた年収換算ではおおむね490万円前後が全体の目安になります。

学歴別では大学卒が月39万6300円、高校卒が月29万7200円となっており、同じ勤務先でも学歴や職種によって水準に差が出ます。

  • 一般労働者・男女計:月34万600円(年収換算 約490万円前後)
  • 男性:月37万3400円(年収換算 約540万円前後)
  • 女性:月28万5900円(年収換算 約410万円前後)
  • 大学卒:月39万6300円(年収換算 約570万円前後)
  • 高校卒:月29万7200円(年収換算 約420万円前後)

不動産デベロッパー側の年収目安

不動産デベロッパーに近い産業として「不動産業,物品賃貸業」の賃金を見ると、男女計で月38万100円でした。12か月分に賞与を加えた年収換算では、おおむね500万〜550万円前後が平均的な目安になります。

ただし、この数値は業界全体の平均であり、分譲マンション開発やオフィスビル開発を手がける大手総合デベロッパーは、これより高い水準になることが一般的に多いとされます。一方で、公的統計では企業ごとの年収を確認できないため、個別の大手企業の具体的な年収は本記事では不明とします。

同じ不動産系でも、賃貸管理・仲介・分譲営業など職種によって基本給やインセンティブの設計が異なり、年収レンジは400万円台から800万円台以上まで幅があると考えられます。

IT・ソフトウェアデベロッパー側の年収目安

ソフトウェア開発に近い産業として「情報通信業」の賃金は男女計で月40万6000円でした。年収換算ではおおむね550万〜590万円前後が目安になります。

また、受託開発やコンサルティングを含む「学術研究,専門・技術サービス業」は月44万300円と高めで、年収換算では600万円を超える水準が目安です。ただし、この産業にはコンサルタントや研究職なども含まれるため、純粋な開発職だけの数値ではない点には注意が必要です。

IT系デベロッパーは、言語・フレームワークのスキル、クラウドやAI分野の経験、マネジメント経験の有無によって評価が分かれやすく、同じ職種名でも年収レンジは400万円台から1,000万円超まで開きがあります。

  • 情報通信業:月40万6000円(年収換算 約585万円前後)
  • 学術研究,専門・技術サービス業:月44万300円(年収換算 約635万円前後)
  • 管理的職業従事者(職種大分類):月59万1000円(年収換算 約850万円前後)

年収を左右する主な要因

デベロッパーに限らず、年収は業界や職種だけでなく、企業規模・役職・勤続年数・地域など複数の要素で決まります。公的統計でも、役職別では部長級が月63万5800円、課長級が月52万9200円、係長級が月39万9200円と大きな差があります。

また都道府県別では、全国計が月34万600円であるのに対し、東京都は月41万8300円と高くなっています。勤務地によって同じ職種でも年収水準が変わる点も押さえておきましょう。

  • 役職:部長級 月63万5800円/課長級 月52万9200円/係長級 月39万9200円
  • 地域:東京都 月41万8300円(全国計 月34万600円)
  • 企業規模:大企業ほど賃金水準が高い傾向
  • 雇用形態:正社員・正職員 月35万8800円に対し、それ以外 月24万1700円

手取りの目安

年収から実際に受け取る手取り額は、社会保険料や税金、扶養家族の有無などで変わります。一般的な目安としては、年収500万円前後であれば手取りはおおむね380万〜400万円程度、年収600万円前後であれば手取りはおおむね440万〜460万円程度になることが多いとされます。

あくまで概算であり、住んでいる自治体や年齢、家族構成によって金額は変動します。正確な手取りは勤務先の給与明細や源泉徴収票で確認してください。

この記事のポイント

  • 「デベロッパー」は不動産とITの2つの意味があり、年収水準は別物として考える必要がある
  • 公的統計に「デベロッパー」という職種区分はなく、関連産業の賃金からの推計になる
  • 不動産業,物品賃貸業は月38万100円(年収換算 約500万〜550万円前後)が目安
  • 情報通信業は月40万6000円(年収換算 約585万円前後)、学術研究・専門・技術サービス業は月44万300円(約635万円前後)
  • 役職・企業規模・地域・スキルによって年収レンジは400万円台から1,000万円超まで幅がある
  • 手取りは年収500万円で約380万〜400万円程度が目安(条件により変動)

参考情報

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