トラック運転手の年収【2025年】平均・職種別・手取りを解説
トラック運転手の年収相場(2025年データ)
2025年の全日本トラック協会調査によると、トラック運送事業従業員の全職種平均は月額359,800円、年間賞与の1カ月平均を加えた月額416,400円でした。単純に12カ月換算すると年収約500万円です。運転者に限ると男性運転者平均で月額374,900円、賞与込み月額423,300円で、年収約508万円となります。 jta.or.jp
ただし、これは基本給や各種手当、時間外手当、賞与を含む額であり、実際の手取りは社会保険料や税金が差し引かれて2~3割程度少なくなります。
- 全職種平均:約500万円(賞与込み月額416,400円×12)
- 男性運転者平均:約508万円
- 女性運転者平均:約414万円
- けん引運転者:約578万円
- 大型運転者:約529万円
- 中型運転者:約456万円
- 準中型運転者:約489万円
- 普通運転者:約486万円
職種・車両別の年収差
同じトラック運転手でも、扱う車両や運行形態で年収に差があります。全日本トラック協会の2025年調査では、けん引運転者の賞与込み月額は481,500円で年収約578万円、大型運転者は441,100円で約529万円、中型運転者は380,000円で約456万円でした。けん引と中型の差は賞与込み月額で101,500円、年収換算で約122万円に達します。
長距離や高速道路中心の運行、危険物輸送、特殊車両などは手当が厚くなる傾向がありますが、その分拘束時間や身体的負担も大きくなります。
- けん引:約578万円
- 大型:約529万円
- 準中型:約489万円
- 普通:約486万円
- 中型:約456万円
年代・経験による年収の変化
年齢階級別に見ると、20~29歳を100とした場合、50~59歳が126.7、40~49歳が125.1でピークを迎えます。トラック運転手は経験や勤続年数が長くなるほど賃金が上がりやすく、40代から50代が最も高くなる傾向です。
全日本トラック協会調査による男性運転者の平均年齢は50.0歳、平均勤続年数は15年0カ月でした。若手は年収300万円台から始まり、40~50代で500万円前後に到達するイメージです。
- 20代:年収300万円台が多い
- 30代:400万円前後
- 40~50代:500万円前後が目安
- 60代以降:再雇用で300~400万円台になることも
全産業平均との比較
厚生労働省の令和7年(2025年)賃金構造基本統計調査では、一般労働者(男女計)の所定内給与は月額340,600円、年収換算で約490万円です。男性は月額373,400円で年収約540万円、女性は月額285,900円で年収約410万円となっています。 mhlw.go.jp
国土交通省の資料では、トラックドライバーの年間所得額は全産業平均と比較して大型で約1割低く、中小型で約2割低いと指摘されています。ただし、この比較は調査年次や集計方法が異なるため、最新の全日本トラック協会調査では男性運転者平均が約508万円と、全産業男性平均(約540万円)に近づいています。 mlit.go.jp
- 全産業・男女計:約490万円
- 全産業・男性:約540万円
- 全産業・女性:約410万円
- トラック男性運転者平均:約508万円
手取り年収の目安
年収から手取りを計算するには、社会保険料(健康保険、厚生年金、雇用保険)と税金(所得税、住民税)を差し引きます。年収500万円の場合、手取りはおよそ380~400万円が目安です。年収400万円なら手取り約310~320万円、年収600万円なら手取り約450~470万円程度になります。
扶養家族の有無、住民税の自治体差、各種控除で変わるため、あくまで概算です。
- 年収400万円 → 手取り約310~320万円
- 年収500万円 → 手取り約380~400万円
- 年収600万円 → 手取り約450~470万円
年収を上げるためのポイント
トラック運転手の年収を上げるには、大型免許やけん引免許を取得して高単価な車両を運転する、長距離や夜間運行の手当を狙う、歩合給の割合が高い会社を選ぶなどの方法があります。また、勤続年数を重ねて基本給を上げることも有効です。
ただし、労働時間が長くなると時給換算では割に合わないこともあります。総支給額だけでなく、拘束時間や休日数、福利厚生も含めて比較しましょう。
- 大型・けん引免許を取得する
- 長距離・夜間・特殊車両の手当を確認
- 歩合給制度のある会社を検討
- 勤続年数と基本給の上がり方を確認
- 労働時間と休日数のバランスも重視
この記事のポイント
トラック運転手の年収は職種・年齢・地域で幅があり、2025年データではおおむね350万~580万円程度です。
- 男性運転者平均は年収約508万円、けん引は約578万円
- 全産業平均と比べると低めだが、最新調査では差が縮小
- 手取りは年収500万円で約380~400万円が目安
- 大型・けん引免許や歩合給で年収アップの可能性
- 労働時間や休日数も含めた比較が重要