フリーターの年収はいくら?2025年平均と正社員との差
フリーターの年収は公的統計では「直接」公表されていない
結論からいうと、フリーターだけを対象にした年収の平均値を毎年公表している公的統計は見当たりません。総務省の労働力調査などでフリーターの人数は把握されていますが、年収そのものを集計した表は確認できませんでした。
そのため本記事では、厚生労働省「令和7(2025)年賃金構造基本統計調査」の短時間労働者の1時間当たり賃金や、一般労働者・正社員の月給をもとに、フリーターの年収を「おおよそのレンジ」として推定します。実際の年収は勤務時間・日数・地域・職種で大きく変わる点に注意してください。
- フリーター限定の年収平均は公的に明示されていない
- 近い指標として短時間労働者の時給、一般労働者の月給を使う
- 年収は働く時間数と日数で大きく変動する
2025年の短時間労働者の賃金から見るフリーター年収の目安
同調査によると、短時間労働者(1日の所定労働時間または1週の所定労働日数が一般労働者より短い人)の2025年の1時間当たり賃金は、男女計で1,518円(前年比2.8%増)でした。
この時給をもとに、1日8時間・月20日(週5日相当)働いたと仮定すると、月収は約24.3万円、単純計算の年収は約290万円台になります。ただし実際のフリーターは週3〜4日など短時間勤務も多く、その場合は年収140万〜200万円台に収まるケースも珍しくありません。
- 短時間労働者の時給:男女計1,518円(2025年)
- 月160時間働く想定:月収約24万円台・年収約290万円台(概算)
- 週3〜4日勤務なら年収140万〜200万円台が目安
- あくまで概算であり、年収を保証するものではない
正社員との年収差はどのくらいあるのか
同じ2025年調査では、一般労働者(短時間労働者以外)の月額賃金は男女計340.6千円、単純な年収換算で約490万円レンジの参考値が示されています。正社員・正職員に限ると月358.8千円、正社員・正職員以外は月241.7千円で、雇用形態間の賃金格差は正社員=100としたとき67.4でした。
フリーターの多くは短時間労働者や非正規の立場に当てはまるため、フルタイム正社員と比べると年収で100万〜200万円以上の差がつきやすい構造です。ただし職種やスキル、勤務時間によって差は縮まります。
- 一般労働者(男女計):月340.6千円(年収換算 約490万円レンジ)
- 正社員・正職員:月358.8千円
- 正社員・正職員以外:月241.7千円
- 雇用形態間の賃金格差(正社員=100):67.4
フリーターが年収を上げるための考え方
時給単価を上げる、労働時間を増やす、正社員・契約社員へ転換する、の3つが基本的な方向性です。時給単価は職種・地域・資格の有無で差が出やすく、同じ時間働いても年収に差がつきます。
また、社会保険の加入条件(年収・労働時間の壁)を意識せずに働くと、手取りや将来の年金額に影響する場合があります。年収の数字だけでなく、手取りや雇用の安定性も合わせて確認しましょう。
- 時給の高い職種・資格を狙う
- 勤務時間・日数を増やして総支給を増やす
- 正社員・契約社員への転換を検討する
- 社会保険の加入条件と手取りを確認する
この記事のポイント
- フリーターだけの年収平均を示す公的統計は確認できない
- 短時間労働者の時給は2025年で男女計1,518円
- 週5日フルタイム相当なら年収約290万円台、短時間なら140万〜200万円台が目安
- 正社員との年収差は大きく、格差は100対67.4程度
- 時給・時間・雇用形態の3点を見直すと年収アップにつながる