保育士の給料・年収はいくら?2025年平均と手取りの目安

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保育士の平均給料・年収(2025年統計)

厚生労働省「令和7年(2025年)賃金構造基本統計調査」の一般労働者・男女計・企業規模10人以上の保育士では、2025年6月分のきまって支給する現金給与額は28万5,700円、年間賞与その他特別給与額は84万7,900円(原則2024年)でした。この2つを単純に組み合わせると、年収換算は約427万6,300円(約428万円)になります。

ただし月例給与は2025年6月、賞与等は原則2024年と時点が異なるため、同じ年に実際に受け取った年間収入の平均ではありません。あくまで統計値から作った参考の換算額として見てください。

  • 月例給与(きまって支給する現金給与額):28万5,700円
  • うち所定内給与額:27万9,200円
  • 年間賞与その他特別給与額:84万7,900円
  • 年収換算の目安:約428万円(編集部計算)

平均だけでは見えない「月給の分布」

平均は給与の高い人に引っ張られるため、実際の感覚とはずれることがあります。同じ調査の分布を見ると、所定内給与額の中央値(中位数)は26万9,800円で、平均27万9,200円より約9,400円低くなっています。

下から25%〜75%の真ん中の半分の人は、所定内給与額が23万2,700円〜31万4,400円の範囲に収まっています。求人票の月給を見るときは、平均だけでなくこのレンジ感覚も持っておくと比較しやすくなります。

  • 下から10%:20万5,800円
  • 下から25%:23万2,700円
  • 中央値(中位数):26万9,800円
  • 下から75%:31万4,400円
  • 下から90%:36万2,200円

経験年数・役職で変わる給料

保育士の給与は経験年数が重視される傾向があります。令和6年調査の経験年数別データでは、0年と15年以上で年収に約180万円の差が見られます。長く働くほど昇給しやすい仕組みがあると考えられます。

役職がつくとさらに上がります。私立保育園の施設長は年収約698万円、主任保育士は約568万円というデータもあり、勤続20年以上のベテランが就いている例が多くなっています。

  • 経験0年:年収約285万円
  • 経験1〜4年:年収約347万円
  • 経験5〜9年:年収約379万円
  • 経験10〜14年:年収約399万円
  • 経験15年以上:年収約464万円
  • 施設長(私立):年収約698万円/主任保育士(私立):年収約568万円

公立・私立、法人規模による違い

公立と私立では給与水準が異なります。経営実態調査では、賞与込みの月額は私立保育所が約34万1,000円、公立保育所が約36万3,000円でした。公立のほうがやや高めの傾向があります。

また賃金構造基本統計調査の企業規模別では、月例給与は1,000人以上の法人が最も高い一方、賞与等は10〜99人の法人が最も高くなっています。ただし規模ごとに平均年齢や勤続年数が違うため、この差を「規模だけの差」と断定はできません。

  • 1,000人以上:月例30万2,600円/賞与79万3,300円
  • 100〜999人:月例28万6,600円/賞与76万9,200円
  • 10〜99人:月例28万1,100円/賞与91万2,100円
  • 公立保育所の月額(賞与込み):約36万3,000円
  • 私立保育所の月額(賞与込み):約34万1,000円

都道府県別の年収ランキング(上位例)

都道府県によっても平均給与は大きく異なります。令和6年調査ベースでは、京都府や千葉県、神奈川県などが上位に入り、年収換算で450万円前後に達しています。地域手当や賞与の支給月数の違いが影響していると考えられます。

一方で、地域区分による保育士人件費の幅は458万円〜548万円とされ、同じ職種でも地域差が大きいことがわかります。

  • 京都府:年収約456.7万円
  • 千葉県:年収約455.7万円
  • 神奈川県:年収約449.0万円
  • 広島県:年収約442.7万円
  • 東京都:年収約422.3万円

手取りの目安はどのくらい?

統計で示される金額は、所得税や社会保険料を差し引く前の額です。年収428万円の場合、一般的な控除率を当てはめると手取りはおおむね330万〜350万円前後になることが多いとされます。

ただし手取り額は扶養の有無、住民税、自治体の保険料率などで変わります。正確な手取りは勤務先の給与明細や源泉徴収票で確認してください。

  • 年収428万円 → 手取りの目安は約330万〜350万円
  • 賞与は社会保険料の計算方法が月給と異なる点に注意
  • 手取りは扶養・住居地・年齢で変動する

給料を上げるためのポイント

保育士の給料は、経験年数・役職・勤務先の種類・地域で変わります。処遇改善等加算やキャリアアップ研修による手当(月額5千円〜最大4万円程度)も、給与を押し上げる要素のひとつです。

求人を比べるときは、月給に賞与が含まれているか、基本給と手当が分かれているかを必ず確認しましょう。同じ「月給30万円」でも、賞与込みかどうかで年収は数十万円変わります。

  • キャリアアップ研修で役職手当を狙う
  • 処遇改善等加算の反映状況を確認する
  • 公立・私立、法人規模、地域で比較する
  • 月給に賞与が含まれるかを求人票でチェックする

この記事のポイント

  • 保育士の年収換算は約428万円(2025年統計・一般労働者・男女計)
  • 所定内給与の中央値は26万9,800円で、平均よりやや低い
  • 経験15年以上で年収約464万円、施設長は約698万円
  • 公立は私立よりやや高め、都道府県差は450万円前後〜420万円台
  • 手取りは年収428万円でおおむね330万〜350万円前後が目安

参考情報

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