日建設計の年収は856万円?年代・職種別の実態を解説
日建設計の平均年収は856万円前後
日建設計の平均年収は、口コミサイト(OpenMoney・44件)の最新データに基づく集計で856万円と紹介されています。全国平均年収(約458万円)を大きく上回る高水準です。同社は1900年創立の国内最大手の総合設計事務所で、設計・監理業務収入は業界1位(2024年度)とされています。
一方で、組織設計事務所15社を集計した別のランキングでは日建設計は平均年収910万円で1位とされており、集計方法や対象データによって数値には幅があります。いずれにせよ「800万〜1,000万円ゾーン」の最上位に位置するという見方が一般的です。
- 平均年収の目安:856万円前後(口コミ44件ベースの集計値)
- 設計事務所ランキングでは910万円で1位という集計も
- 全国平均(約458万円)を約400万円上回る水準
- 数値は調査主体・母数により変動するため幅を持って見る必要がある
年代別・グレード別の年収レンジ
年代別の年収は、20代で550万円(450〜700万円)、30代で780万円(650〜950万円)、40代で1,000万円(900〜1,200万円)、50代以上で1,150万円(1,050〜1,500万円)といった推計が示されています。30代後半には876万円程度まで上昇するという口コミデータもあり、グレードアップのタイミングで年収が大きく伸びる傾向があります。
同社は「スタッフ→アソシエイト→ダイレクター→プリンシパル」の4段階グレード制を採用しており、特にダイレクター昇格が年収の大きな分岐点とされます。
- スタッフ:450〜700万円(20代〜30代前半)
- アソシエイト:700〜900万円(30〜40代)
- ダイレクター:900〜1,300万円(38〜52歳ごろ)
- プリンシパル:1,200〜1,600万円(48歳以降)
- 役員・経営層:2,000万円〜(業績連動)
職種別の年収:設計職・CM職・事務職
中核となる設計職(意匠・構造・設備)の年収レンジは500万〜1,000万円と幅が広く、グレードや担当プロジェクトの規模で変わります。一級建築士の資格取得が昇格の重要要件とされます。
設計と施工をつなぐコンストラクションマネジメント(CM)職は800万〜1,300万円と設計職を上回るケースが多く、IT戦略・デジタル系職種も650万〜1,400万円と幅広いレンジが示されています。事務職は400万〜700万円程度がボリュームゾーンで、技術系とは給与体系が分かれている点に注意が必要です。
- 設計職(意匠・構造・設備):500万〜1,000万円
- CM職:800万〜1,300万円
- IT戦略・デジタル系:650万〜1,400万円
- 事務職(財務・経理・人事・総務):400万〜700万円
- 設計職は裁量労働制が適用される場合が多く、残業代は別途支給されないケースがある
設計事務所・建設業界の中での位置づけ
組織設計事務所15社の年収比較では、日建設計(910万円)が1位、2位の梓設計(875万円)に約35万円の差をつけています。800万円以上は日建設計・梓設計・日本設計の3社のみで、突出した水準にあることがわかります。
建設業界全体で見ると、スーパーゼネコンが1,000万〜1,200万円、大手組織設計事務所(日建設計など)が800万〜1,000万円、準大手・中堅ゼネコンが700万〜900万円、中小設計事務所が350万〜550万円という区分が紹介されています。日建設計はスーパーゼネコンに迫るゾーンに位置します。
- スーパーゼネコン:1,000万〜1,200万円
- 大手組織設計事務所(日建設計等):800万〜1,000万円
- 準大手・中堅ゼネコン:700万〜900万円
- 中小設計事務所:350万〜550万円
- 中堅設計事務所からの転職では年収200万〜400万円アップも現実的とされる
新卒初任給と手取りの目安
2025年度の新卒初任給は、学部卒で月額292,000円、修士了で月額324,000円とされています。1年目の年収は大卒で約450〜550万円、院卒で約500〜600万円が目安です。
平均年収856万円に対する手取り額は、税・社会保険料を差し引いた推計で年間約582万円(月額約48.5万円)とされます。これは平均的な手取り率(約68%)を用いた概算であり、家族構成や控除状況で実際の金額は変わります。
- 学部卒初任給:月額292,000円(2025年度)
- 修士了初任給:月額324,000円(2025年度)
- 新卒1年目の年収:約450〜600万円(学歴により差)
- 平均年収856万円の手取り目安:年約582万円/月約48.5万円(推計)
- 賞与は年2回、業績連動で変動する
公的統計から見た建築・設計職の年収水準
厚生労働省「令和7年(2025年)賃金構造基本統計調査」によると、一般労働者(男女計)の所定内給与は月340,600円で、年収換算では約490万円相当です。大学卒では月396,300円(年収換算約570万円)とされています。
産業別では「学術研究・専門・技術サービス」が月440,300円(年収換算約635万円)と高水準に位置します。建築設計技術者の平均年収はおおむね630万〜700万円という整理もあり、日建設計の水準は業界平均を大きく上回るものです。ただし企業別の平均年収は公的統計では個別に確認できないため、こうした統計はあくまで参考値として扱うのが適切です。
- 一般労働者・男女計(2025年):月340,600円/年収換算約490万円
- 大学卒(2025年):月396,300円/年収換算約570万円
- 学術研究・専門・技術サービス:月440,300円/年収換算約635万円
- 建築設計技術者の平均年収はおおむね630万〜700万円とする整理も
- 企業単位の平均年収は公的統計では確認できない点に注意
この記事のポイント
- 日建設計の平均年収は856万円前後、別集計では910万円で設計事務所1位
- 年代別は20代550万円、30代780万円、40代1,000万円、50代以上1,150万円が目安
- グレードはスタッフ→アソシエイト→ダイレクター→プリンシパルの4段階
- 職種別ではCM職800万〜1,300万円、事務職400万〜700万円と差がある
- 新卒初任給は学部卒292,000円/修士了324,000円(2025年度)
- 数値は口コミ・推計を含むため、実際の年収は配属や評価で変動する