総支給20万の手取りはいくら?年収・手取り年収の目安を解説
総支給20万円の手取りは約16万円前後
毎月の総支給(額面)が20万円の場合、そこから社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険など)と税金(所得税・住民税)が差し引かれます。扶養家族がいない20〜30代の会社員であれば、手取りはおおむね15万5,000円〜16万5,000円程度になるケースが多いです。
差し引かれる金額は年齢・居住地・扶養の有無・加入している健康保険組合などで変わるため、必ずこの金額になるわけではありません。あくまで概算の目安として捉えてください。
- 社会保険料の目安:約2万5,000〜3万円(総支給の13〜15%前後)
- 税金の目安:約5,000〜1万5,000円(所得税+住民税)
- 差引後の手取り目安:約15万5,000〜16万5,000円
総支給20万円を年収に換算すると
総支給20万円が毎月続くと仮定すると、単純計算で年収は240万円(20万円×12か月)です。ここに賞与(ボーナス)が加わると、年収のレンジはさらに上がります。
賞与が年2〜4か月分ある場合は、年収280万〜300万円程度が一つの目安となります。一方、賞与なし・賞与が少ない場合は年収240万円前後にとどまります。
- 賞与なし:年収約240万円
- 賞与2か月分:年収約280万円
- 賞与4か月分:年収約320万円前後
年収240万〜300万円の手取り年収の目安
年収240万円の場合、社会保険料と税金を差し引いた手取り年収はおおむね190万〜200万円程度が目安です。月換算すると約16万円前後となり、月々の手取り額とも整合します。
年収300万円の場合、手取り年収はおおむね230万〜240万円程度が目安です。ただし社会保険料には上限や負担割合の違いがあり、住民税は前年の所得に基づいて決まるため、入社1年目と2年目以降で手取り額が変わる点に注意が必要です。
- 年収240万円:手取り年収 約190万〜200万円(月約16万円)
- 年収280万円:手取り年収 約215万〜225万円(月約18万円)
- 年収300万円:手取り年収 約230万〜240万円(月約19万円)
日本の平均賃金と比べた位置づけ
厚生労働省の令和7(2025)年賃金構造基本統計調査によると、一般労働者(短時間労働者以外の常用労働者)の所定内給与額は男女計で月34万600円、前年比3.1%増となりました[mhlw.go.jp]。月の総支給20万円は、この平均よりも低い水準に位置します。
同調査では学歴別の賃金も公表されており、高校卒の平均は月29万7,200円、大学卒は月39万6,300円となっています[e-stat.go.jp]。また毎月勤労統計調査の令和7年分結果確報では、調査産業計の現金給与総額(月平均)は35万5,941円とされています[mhlw.go.jp]。
- 一般労働者・男女計の所定内給与:月34万600円(2025年)
- 高校卒:月29万7,200円/大学卒:月39万6,300円
- 短時間労働者の平均時給:1,518円(男女計)
手取り額を左右する主な要因
同じ総支給20万円でも、手取り額は人によって変わります。特に影響が大きいのは社会保険料の計算方法と、住民税の負担です。
社会保険料は標準報酬月額に基づいて決まり、健康保険組合ごとに料率が異なります。また住民税は前年の所得に応じて決まるため、前年の収入が多かった場合は翌年の住民税が高くなり、手取りが減ることがあります。
- 年齢・扶養家族の人数(扶養控除の有無)
- 居住地(都道府県・市区町村により住民税が異なる)
- 加入する健康保険(協会けんぽ・組合健保・共済など)
- 前年の所得(住民税の額に影響)
- 賞与の有無と支給額
手取りを増やす・年収を上げるための視点
総支給20万円の水準では、残業代や賞与、各種手当の有無が年収に大きく影響します。基本給だけでなく、みなし残業や各種手当を含めた総支給額を確認することが重要です。
また、業種や職種によって平均賃金には差があります。厚生労働省の調査では、産業別の賃金は「電気・ガス・熱供給・水道業」が月44万4,000円で最も高く、「学術研究,専門・技術サービス業」が月44万300円で続いています[mhlw.go.jp]。一方で「宿泊業,飲食サービス業」は月27万7,200円と最も低くなっています[mhlw.go.jp]。
転職やスキルアップを検討する際は、業種・職種ごとの賃金水準を把握した上で、年収だけでなく手取りや労働条件を総合的に比較することをおすすめします。
- 基本給・諸手当・賞与を含めた総支給額を確認する
- 残業代の計算方法(固定残業かどうか)を確認する
- 業種・職種ごとの平均賃金と自分の水準を比較する
- 昇給・評価制度の有無を確認する
この記事のポイント
- 総支給20万円の手取りは、扶養なしの会社員でおおむね15万5,000〜16万5,000円程度が目安
- 年収に換算すると、賞与なしで約240万円、賞与2〜4か月で約280万〜320万円が目安
- 手取り年収は年収240万円で約190万〜200万円、年収300万円で約230万〜240万円程度
- 2025年の一般労働者の所定内給与は月34万600円で、総支給20万円は平均より低い水準
- 社会保険料・住民税の違いにより手取りは変動するため、正確な金額は個別に確認が必要