航海士の年収はいくら?外航・内航の平均と手取りを解説

キーワード: 航海士 年収

航海士の年収の全体像

航海士の年収は、公的統計では平均約467万円とされる一方、外航と内航で大きな差があります。e-stat.go.jp の賃金構造基本統計調査では、船舶・航空機操縦士を含む区分で平均年収が算出されています。

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査によると、一般労働者全体の所定内給与は月34.06万円、年収換算で約490万円です。mhlw.go.jp 航海士はこれと同水準か、やや高い傾向があります。

  • 公的統計の平均は約467万円(job tag)
  • 外航は月給58万円超、内航は45万円前後(令和2年調査)
  • 年収レンジは500万〜1500万円と幅広い

外航航海士と内航航海士の年収格差

外航船員の令和2年6月分のきまって支給する給与は月58万2153円(年齢40.3歳、経験年数15.7年)でした。e-stat.go.jp これに対し内航船員は月45万402円(年齢45.4歳、経験年数21.0年)で、外航が約13万円上回ります。

外航の大手海運会社では、30代前半の幹部候補で年収800万〜1000万円、船長クラスで1300万〜1600万円に達することがあります。itnewsonline.com 一方、内航の一般貨物船では年収380万〜550万円が中心です。

  • 外航(大手): 800万〜1500万円超
  • 中堅外航・船舶管理: 600万〜1100万円
  • 内航(大型・タンカー): 500万〜850万円
  • 内航(一般貨物・小型): 380万〜550万円

航海士の手取りと年収の考え方

求人票の「手取り○万」は乗船中の月額であることが多く、年間手取りとは異なります。funejin.com 年間手取りは「乗船中の手取り×乗船月数+休暇中の手取り×休暇月数+ボーナス−自腹旅費」で計算します。

手取りから額面年収を逆算するには、手取りの約1.25倍が目安です。たとえば手取り35万円なら額面は約44万円、年収では550万〜600万円程度になります。

  • 労働協約あり(公共系): 手取り中央値30万円、賞与4ヶ月、年間手取り約480万円
  • 労働協約なし(商船系): 手取り中央値38万円、賞与2ヶ月、年間手取り約532万円
  • 額面年収=手取り×約1.25

未経験から航海士になった場合の年収カーブ

未経験から内航船員になった場合、1年目は無資格の甲板員・機関員で年収350万〜450万円、6級取得で450万〜550万円が目安です。funejin.com

4〜5年目で4級を取得し二航士・二機士になると500万〜650万円、6〜8年目で一航士・機関長で600万〜750万円、9〜10年目で船長または好条件の会社へ転職すると700万〜850万円が現実的なラインです。

  • 1年目: 350万〜450万円
  • 2〜3年目: 450万〜550万円
  • 4〜5年目: 500万〜650万円
  • 6〜8年目: 600万〜750万円
  • 9〜10年目: 700万〜850万円

航海士の年収を決める要因と注意点

年収を左右する最大の要因は、外航か内航か、そして船種・会社規模です。危険物を運ぶタンカーやケミカル船は手当が厚く、船長職では800万円台に届くこともあります。itnewsonline.com

また、乗船手当や航海日当、賞与の支給実績も重要です。求人票の月給だけで判断せず、乗船中の手取り・休暇中の手取り・年間ボーナス実績の3点を確認しましょう。funejin.com

  • 外航・内航の区分を確認
  • 船種(タンカー・ケミカルなど)と会社規模
  • 乗船手当・航海日当・賞与実績
  • 長期乗船と休暇のバランス

この記事のポイント

  • 航海士の公的統計平均は約467万円だが、外航と内航で年収格差が大きい
  • 外航大手の船長クラスは年収1000万〜1500万円超、内航一般貨物は380万〜550万円が中心
  • 手取りから額面年収を逆算するには約1.25倍が目安
  • 未経験からは1年目350万〜450万円、10年目で700万〜850万円が現実的
  • 求人票の月給だけでなく、乗船・休暇中の手取りと賞与実績を確認

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