所得税 早見表 年収別の税額と手取りの目安【2025年】

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所得税は「年収」ではなく「課税所得」にかかる

所得税の早見表を見るときに最初に押さえたいのは、年収そのものに税金がかかるわけではないという点です。年収から給与所得控除を引き、さらに社会保険料控除・基礎控除などの所得控除を差し引いた「課税所得」に対して、税率が段階的に適用されます。

そのため、同じ年収でも扶養の有無、社会保険料、iDeCoやふるさと納税などの控除を使っているかで税額は変わります。ここで示す金額はあくまで概算の目安としてご覧ください。

  • 年収 − 給与所得控除 = 給与所得
  • 給与所得 − 所得控除(社会保険料・基礎控除など)= 課税所得
  • 課税所得 × 税率 − 控除額 = 所得税(別途、復興特別所得税と住民税)

年収別・所得税の早見表(概算の目安)

独身・扶養なし・社会保険料を年収の約15%と仮定した場合の、所得税のごくおおまかな目安です。実際の税額は控除の内容で大きく変わるため、必ず国税庁の税率表や勤務先の源泉徴収票で確認してください。

なお、住民税(所得割10%+均等割)や復興特別所得税(所得税の2.1%)は別途かかります。

  • 年収300万円台:課税所得はおおむね100万〜130万円前後、所得税は数万円台のことが多い
  • 年収400万円台:課税所得はおおむね150万〜190万円前後、所得税は5万〜10万円前後
  • 年収500万円台:課税所得はおおむね200万〜260万円前後、所得税は10万〜15万円前後
  • 年収600万円台:課税所得はおおむね270万〜330万円前後、所得税は15万〜25万円前後
  • 年収700万円台:課税所得が330万円を超え税率20%の帯に入り、所得税は25万〜35万円前後
  • 年収1000万円前後:課税所得はおおむね550万〜650万円前後、所得税は70万〜90万円前後

日本の平均年収はどのくらい?(2025年調査)

厚生労働省の令和7(2025)年賃金構造基本統計調査によると、一般労働者(短時間労働者以外)の所定内給与は男女計で月340.6千円、前年比3.1%増でした。単純に12か月分に換算すると約409万円、賞与を含めた年収ではおおむね450万〜500万円台が一つの目安になります。

男女別では男性373.4千円、女性285.9千円で、男女間賃金格差(男=100)は76.6と、比較可能な1976年以降で最も縮小しました。

  • 男女計:月340.6千円(前年比3.1%増)/年収換算の目安 約490万円前後
  • 男性:月373.4千円(同2.8%増)/年収換算の目安 約540万円前後
  • 女性:月285.9千円(同3.9%増)/年収換算の目安 約410万円前後

学歴・産業別にみた年収の目安

同調査では学歴別・産業別の賃金も公表されています。年収レンジを把握しておくと、自分の所得税の位置づけを考えやすくなります。

学歴別(男女計)では高校297.2千円、専門学校313.7千円、高専・短大321.2千円、大学396.3千円、大学院517.4千円でした。産業別では電気・ガス・熱供給・水道業(444.0千円)が最も高く、宿泊業・飲食サービス業(277.2千円)が最も低くなっています。

  • 高校卒:月297.2千円/年収換算 約420万円前後
  • 大学卒:月396.3千円/年収換算 約570万円前後
  • 電気・ガス・熱供給・水道:月444.0千円/年収換算 約640万円前後
  • 学術研究・専門・技術サービス:月440.3千円/年収換算 約635万円前後
  • 情報通信:月406.0千円前後/年収換算 約585万円前後
  • 宿泊業・飲食サービス業:月277.2千円/年収換算 約400万円前後

手取りを考えるときの注意点

所得税の早見表だけで手取り額は決まりません。社会保険料(健康保険・厚生年金・雇用保険など)は年収のおよそ15%前後、住民税は所得割10%+均等割がかかるため、額面年収に対して手取りはおおむね75〜85%程度になることが多いです。

また、2025年の賃金構造基本統計調査は6月分の所定内給与をもとにした数値で、賞与を含む年収そのものを示したものではありません。ボーナスや残業代の有無で実際の年収は上下します。

  • 所得税は課税所得に応じて5%〜45%の累進税率
  • 住民税は所得割約10%+均等割(自治体により異なる)
  • 社会保険料は年収のおよそ15%前後が目安
  • 賞与・残業代・控除の有無で税額と手取りは変動する

正確な税額を確認する方法

今回の検索では「所得税 早見表 年収」に直接対応する国税庁の税額表ページは確認できませんでした。正確な税額は、国税庁が公表する所得税の税率表や、勤務先から交付される源泉徴収票、年末調整の結果で確認するのが確実です。

自分の年収が平均より高いか低いかを知りたい場合は、賃金構造基本統計調査の学歴別・産業別・年齢別の数値と見比べてみると参考になります。

  • 国税庁の税率表・確定申告書等作成コーナーで試算する
  • 源泉徴収票の「課税所得」と「源泉徴収税額」を確認する
  • 自治体の住民税決定通知書で住民税もあわせて確認する

この記事のポイント

  • 所得税は年収ではなく課税所得にかかり、控除で税額は大きく変わる
  • 年収500万円台の所得税はおおむね10万〜15万円前後が目安
  • 2025年の一般労働者の所定内給与は月340.6千円(前年比3.1%増)
  • 学歴別では大学卒396.3千円、産業別では電気・ガスなどが高水準
  • 正確な税額は国税庁の税率表や源泉徴収票で必ず確認する

参考情報

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