インターンの給料はいくら?有給・無給の違いと年収目安

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インターンの給料に「公式な平均値」はある?

結論から言うと、インターンの給料を対象にした公的な全国統計は確認できませんでした。厚生労働省の賃金構造基本統計調査は「常用労働者」を対象としており、数日〜数週間の短期インターンや業務委託的な関わりは集計の対象外です。

そのため本記事では、インターンの給料を「アルバイト・パートに近い有給インターン」と「無給(報酬なし)のインターン」に分け、公的統計が存在する一般労働者・短時間労働者の水準を物差しにして金額感を整理します。個別の企業ごとの条件は募集要項で必ず確認してください。

  • インターン専用の全国平均給料は公表されていない(不明)
  • 有給か無給か、短期か長期かで金額の考え方が大きく異なる
  • 判断の基準には最低賃金と、一般労働者・短時間労働者の統計が使える

有給インターンと無給インターンの違い

インターンには、労働の対価として時給や日給が支払われる「有給インターン」と、報酬が支払われない、または交通費・食事代程度のみの「無給インターン」があります。一般的に、長期の就業型インターンは有給、1day〜数日間の体験型・選考型インターンは無給または少額のケースが多いとされます。

有給インターンで雇用契約を結ぶ場合は、労働者として扱われ、地域の最低賃金以上の支払いが必要です。無給であっても、実質的に労働と見なされる場合は賃金の支払いが必要になることがあります。条件は企業ごとに異なるため、応募前に労働条件の提示内容を確認しましょう。

  • 長期就業型:有給が中心。時給制・日給制が多い
  • 短期体験型・選考型:無給または交通費支給のみの例がある
  • 雇用契約がある場合は最低賃金以上の支払いが必要
  • 無給でも実態が労働なら賃金支払いが必要となり得る

有給インターンの時給・日給レンジの目安

公的統計がないため断定はできませんが、有給インターンの時給はおおむね1,000円〜2,000円程度の範囲に収まることが多いとされます。都市部の専門性が高い長期インターンでは1,500円〜2,000円台、地方や事務補助中心では1,000円〜1,200円台といった分布が想定されます。

短期インターンで日給が設定される場合は、1日あたり8,000円〜12,000円程度(8時間換算で時給1,000円〜1,500円相当)が一つの目安になります。ただし、これは募集要項で確認できる個別条件の集まりであり、統計的な平均値ではない点に注意してください。

  • 時給の目安:おおむね1,000円〜2,000円程度
  • 短期の日給の目安:1日8,000円〜12,000円程度
  • 専門性・都市部・長期就業型ほど高めになりやすい
  • あくまで個別条件の目安で、全国平均の統計はない

長期インターンの給料を年収に換算するといくら?

長期インターンの給料を年収に換算する場合は、「時給 × 週の労働時間 × 年間の就業週数」で計算します。たとえば時給1,200円で週20時間(1日4時間×週5日)を50週続けた場合、年収換算はおよそ120万円です。時給1,500円で週20時間なら約150万円、時給1,500円でフルタイム相当(週40時間)を50週なら約300万円という計算になります。

ただし、学生の長期インターンは学業と両立しながら週10〜20時間程度で働くケースが多く、実際の年収換算は50万円〜150万円程度に収まることが多いと考えられます。フルタイムに近い関わり方は例外的で、その分だけ年収換算額は大きくなります。

  • 時給1,200円・週20時間・50週:年収換算 約120万円
  • 時給1,500円・週20時間・50週:年収換算 約150万円
  • 時給1,500円・週40時間・50週:年収換算 約300万円
  • 学業併用の週10〜20時間なら年収換算50万〜150万円程度が中心

正社員の初任給・平均年収と比べると

厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査によると、一般労働者(短時間労働者以外)の所定内給与は男女計で月34万600円、男性37万3,400円、女性28万5,900円でした。単純に12か月分に換算すると月給ベースで約408万円相当ですが、実際の年収には賞与が加わるため、おおむね490万円前後が一つの参考値として整理されています。

新規学卒者の初任給相当では、高校卒207.3千円、大学卒262.3千円、大学院卒299.0千円という水準が示されています。学歴別の一般労働者では高校卒297.2千円、大学卒396.3千円、大学院卒517.4千円です。インターンの給料はこれらより低い水準ですが、経験やスキル次第で時給が上がる場合もあります。

  • 一般労働者・男女計の所定内給与:月34万600円(年収換算の参考値は約490万円)
  • 新規学卒者:高校卒20万7,300円/大学卒26万2,300円/大学院卒29万9,000円
  • 学歴別一般労働者:高校卒29万7,200円/大学卒39万6,300円/大学院卒51万7,400円
  • インターンは正社員より低い水準だが、時給上昇の可能性はある

給料以外にインターンで確認したいポイント

インターンは給料の金額だけでなく、交通費の支給、食事の提供、労働時間、期間、雇用契約の有無、社会保険の適用などを合わせて確認することが重要です。交通費や食事が支給される場合、実質的な待遇は時給の数字以上に良く見えることがあります。

また、無給インターンでも、参加によって得られる経験やスキル、選考への影響をどう評価するかは人によって異なります。金額面だけで判断せず、自分の目的(業界研究、スキル獲得、選考対策)に照らして総合的に判断しましょう。

  • 交通費・食事・宿泊費の支給有無を確認する
  • 労働時間・期間・雇用契約の有無を確認する
  • 社会保険の適用や源泉徴収の扱いも確認する
  • 金額だけでなく経験・スキル・選考への影響も含めて判断する

この記事のポイント

  • インターンの給料には公的な全国平均統計がなく、金額は不明な部分が多い
  • 有給インターンの時給はおおむね1,000円〜2,000円、日給は8,000円〜12,000円程度が目安
  • 長期インターンを年収換算すると、週10〜20時間なら50万〜150万円程度が中心
  • 正社員の一般労働者は月34万600円(男女計)で、インターンとは水準が大きく異なる
  • 給料だけでなく交通費・雇用契約・労働時間も合わせて確認することが大切

参考情報

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