三菱重工の初任給は27.5万円?平均年収1,072万円の実態を解説
三菱重工の初任給は月27.5万円(日経会社情報)
三菱重工業(三菱重工)の初任給は、日本経済新聞の会社情報で月275,000円と掲載されています。これは同社の採用・給与情報をまとめた調査に基づく数値で、単純に12カ月分を掛けると額面で約330万円、そこに賞与や諸手当が加わって年収が形成されるイメージです。
ただし初任給は学歴(高専・大学・大学院)や職種、採用年度、勤務地によって異なるのが一般的です。日経の数値がどの学歴・職種を指すかは明示されていないため、「27.5万円がすべての新入社員に共通する初任給」と断定はできません。実際の条件は採用ページや募集要項で確認するのが確実です。
なお、三菱重工の平均年収は1,072.5万円(2026年3月期)と、初任給の水準だけを見ると「入社時点と平均でこれだけ差があるのか」と感じるかもしれません。この差は役職・等級の上がり方と、平均年齢42.3歳・平均勤続18.5年という年齢構成の影響を強く受けています。
- 初任給:月275,000円(日経会社情報の調査値)
- 平均年収:10,724,514円(約1,072.5万円/2026年3月期)
- 平均年齢:42.3歳、平均勤続年数:18.5年
平均年収1,072.5万円は「42.3歳・勤続18.5年」の平均値
三菱重工の平均年収1,072.5万円は、有価証券報告書等をもとにした平均値です。従業員数は23,373人、平均年齢42.3歳、平均勤続年数18.5年という構成で、20代の若手だけでなく管理職層を含んだ「全従業員の平均」である点に注意が必要です。
つまり入社直後の年収が1,000万円台という意味ではありません。新卒で入社した場合は初任給27万円台からスタートし、等級が上がるにつれて給与カーブが上昇していく形になります。
また平均年収は年度ごとに動きます。2025年3月期は1,017.7万円、2024年3月期は965.5万円、2023年3月期は918.6万円と推移しており、直近数年は上昇傾向が確認できます。
- 2026年3月期:1,072.5万円
- 2025年3月期:1,017.7万円
- 2024年3月期:965.5万円
- 2023年3月期:918.6万円
30歳・40歳の年収はいくら?推計レンジ
平均年収から年齢別の給与カーブを逆算した推計では、30歳で約745.6万円、40歳で約1,002.0万円とされています。あくまで平均年収をもとにした推計値であり、職種・等級・評価によって実際の金額は前後します。
目安として、30歳前後で700万円台(650万〜800万円程度)、40歳前後で1,000万円前後(900万〜1,100万円程度)のレンジを想定しておくとイメージしやすいでしょう。
なお、賞与の支給基準や職種別・等級別の年収内訳は公表されていません。専門資格(技術士、電気主任技術者など)や技術専門性がグレードに関わる場合があるとされ、研究開発職・生産技術職などで手当の対象になりやすい構造が指摘されています。
- 30歳:約745.6万円(推計)
- 40歳:約1,002.0万円(推計)
- 実際は等級・役割・職種・評価で変動
機械大手6社での位置づけと全国平均との比較
機械大手6社の比較では、三菱重工の1,072.5万円が最も高く、最も低い日立建機の774.4万円との差は約298万円です。6社平均(最新確認可能データ)917.9万円と比べても約155万円上回る水準にあります。
一方で、日本の一般労働者全体と比べるとどうでしょうか。厚生労働省の令和7年賃金構造基本統計調査では、一般労働者・男女計の所定内給与は月340,600円で、年収換算の参考値はおおむね490万円前後です。大学卒の所定内給与は月396,300円で、20〜24歳の大学卒に限ると月263,900円という値も公表されています。
三菱重工の初任給27.5万円は、この大卒20〜24歳の全国平均(月26万円台)をやや上回る水準です。ただし勤務地手当や残業代、賞与を含めた総支給額は企業・配属先で変わるため、初任給だけで優劣を判断するのは避けたほうがよいでしょう。
- 三菱重工:1,072.5万円(2026年3月期)
- IHI:1,000.5万円(2026年3月期)
- 小松製作所:902.5万円(2026年3月期)
- ダイキン工業:896.5万円(2026年3月期)
- クボタ:860.9万円(2025年3月期)
- 日立建機:774.4万円(2026年3月期)
手取りの目安は額面の8割前後
初任給27.5万円がそのまま支給された場合、社会保険料と税金を差し引いた手取りはおおむね月21万〜22万円台が目安です。額面に対する手取りの割合は一般的に8割前後(独身・扶養なしのケース)となります。
年収ベースで見ると、額面年収400万円台なら手取りは約310万〜330万円、額面1,000万円前後なら手取りは約700万〜750万円程度が目安です。等級や家族構成、住民税の額によって変動するため、あくまで参考値として捉えてください。
三菱重工の初任給は月額のみが確認でき、賞与込みの初年度年収は公表されていません。そのため「初年度の年収は必ずこの金額」といった断定はできず、実際の総支給額は入社後に支給される明細で確認する必要があります。
- 手取りは額面のおよそ8割が目安
- 額面400万円台→手取り約310万〜330万円
- 額面1,000万円前後→手取り約700万〜750万円
- 家族構成・住民税で変動する
この記事のポイント
- 三菱重工の初任給は月275,000円(日経会社情報の調査値)
- 平均年収は1,072.5万円(2026年3月期)、平均年齢42.3歳・勤続18.5年の平均値
- 30歳約745.6万円・40歳約1,002.0万円は平均年収からの推計値
- 機械大手6社ではトップ水準(6社平均917.9万円を約155万円上回る)
- 初任給は学歴・職種・年度で異なるため、募集要項で要確認
- 賞与・等級別内訳は非公表のため、賞与込み初年度年収は断定できない