年収高い企業の平均年収と業界別ランキング
上場企業の平均年収はどのくらい?
年収高い企業を調べるときは、まず上場企業全体の平均水準を押さえましょう。帝国データバンクの2025年度決算調査では、上場約3,700社の平均年間給与は692.6万円(前年比+21.5万円、+3.2%)で、中央値は661.6万円でした。tdb.co.jp
一方、マイナビニュースが伝えるTSR調査では、事業会社3,123社の平均年収は778万7,744円(前年度比+4.0%)です。news.mynavi.jp 全上場を対象にした別集計では672万円前後とするデータもあり、調査対象や集計方法で差が出ます。moneyzone.jp
国税庁の民間給与実態統計では正規社員の平均給与が544万9,000円とされ、上場企業の平均はこれを大きく上回る傾向です。ただし、あくまで額面の平均であり、手取りは社会保険料や税金で減ります。
- 上場企業平均:約670万〜780万円台(調査により差)
- 中央値:661.6万円(帝国データバンク)
- 1,000万円以上:139〜235社(調査による)
- 全体の一般労働者:年収約490万円(ローカル統計の参考値)
年収が高い企業ランキング(上場企業)
2025年度の上場企業で平均年収が高い企業には、不動産、商社、電気機器、金融などが並びます。マイナビニュースの集計ではヒューリックが2,295万4,000円で首位、M&Aキャピタルパートナーズが2,265万8,000円、キーエンスが2,178万3,000円、インテグラルが2,135万6,000円、三菱商事が2,112万5,000円で続きます。news.mynavi.jp
別の集計では、インテグラル2,578万円、M&Aキャピタルパートナーズ2,278万円、キーエンス2,039万円、ヒューリック2,036万円、三菱商事2,033万円などが上位です。moneyzone.jp J-LiCのランキングでも光通信3,517万円、ヒューリック2,295万円、M&Aキャピタル2,265万円、キーエンス2,178万円などが確認できます。j-lic.com
平均年収2,000万円超の企業は一部で、多くは700万〜1,000万円台に分布します。高年収企業は少数精鋭・持株会社・専門性の高い事業会社が多い点も特徴です。
- 2,000万円超:ヒューリック、M&Aキャピタルパートナーズ、キーエンス、インテグラル、三菱商事など
- 1,500万〜2,000万円台:三井物産、伊藤忠商事、三井不動産、住友商事、丸紅など
- 1,000万〜1,500万円台:商船三井、日本郵船、東京海上、野村、東京エレクトロンなど
- 注意:持株会社や従業員数が少ない企業は平均が高く出やすい
年収が高い業界・業種の傾向
業種別では、海運、証券・商品先物取引、保険、鉱業、医薬品、建設、卸売、不動産などが上位に入りやすいです。帝国データバンクでは海運業が1,120.1万円で唯一1,000万円を超え、証券962.1万円、保険936万円、鉱業911.7万円と続きました。tdb.co.jp
J-LiCの業種別平均では海運業1,457万円、鉱業1,072万円、保険業996万円、医薬品983万円、証券964万円などが上位です。j-lic.com 一方、小売業やサービス業は550万〜610万円台が中心で、業種間の差は大きいです。news.mynavi.jp
ローカル統計の産業別参考値でも、電気・ガス・熱供給・水道が約640万円、学術研究・専門・技術サービスが約635万円、金融・保険が約630万円と高めです。製造業は約475万円で、業態や職種による幅があります。
- 海運業:約1,050万〜1,450万円台
- 証券・保険・鉱業:約900万〜1,000万円台
- 医薬品・建設・卸売・不動産:約700万〜950万円台
- 小売・サービス:約550万〜610万円台
平均年収と手取りの目安
平均年収は税金や社会保険料を引く前の額面です。手取りは一般的に額面の75〜85%程度が目安になります。年収500万円台なら手取り約380万〜430万円、600万円台なら約450万〜500万円、800万円台なら約600万〜660万円、1,000万円台なら約700万〜780万円程度と考えておきましょう。
手取りは家族構成、社保加入状況、自治体、控除によって変わります。正確な金額は勤務先の給与明細や源泉徴収票で確認してください。
- 年収500万円台:手取り約380万〜430万円
- 年収600万円台:手取り約450万〜500万円
- 年収800万円台:手取り約600万〜660万円
- 年収1,000万円台:手取り約700万〜780万円
年収高い企業を見るときの注意点
平均年収は全従業員の平均であり、職種・年齢・勤続年数・雇用形態で実際の年収は異なります。高年収企業でも全員が同じ水準ではありません。
持株会社や従業員数の少ない企業、専門職中心の企業は平均年収が高く見えやすいです。転職を考える場合は、募集職種の給与レンジ、残業、賞与、ストックオプション、勤務地も確認しましょう。
調査年・調査対象・集計方法によって数値が異なるため、複数の出典を比較するのがおすすめです。
- 平均年収は額面・全従業員平均である
- 職種・年齢・勤続年数で実際の年収は変わる
- 持株会社や少数精鋭企業は平均が高く出やすい
- 複数調査の数値を比較する
この記事のポイント
この記事のポイントは以下のとおりです。
- 上場企業の平均年収は調査により約670万〜780万円台
- 1,000万円超の企業は139〜235社程度
- 海運・証券・保険・鉱業・医薬品・商社・不動産が高年収業種
- 上位企業は2,000万円超もあるが、職種や雇用形態で実際は異なる
- 手取りは額面の75〜85%程度を目安に