給料は英語で何という?salary・wageと年収の使い分け
給料を英語で言うと?まずは基本の5語
「給料」を英語で表す言葉は1つではなく、支払い方や文脈によって使い分けます。代表的なのは salary、wage、pay、income、earnings の5つです。日本の学校英語では salary を「給料」と習うことが多いですが、実際の英語圏では時給・日給で働く人に salary を使うと違和感を持たれることがあります。
また「給料」は会社から受け取るお金そのものを指し、「収入(income)」は投資や副業なども含めた入ってくるお金全体を指します。日本語でも「給料」と「収入」を混同しがちなので、英語で話すときは自分がどちらを指しているかを意識すると伝わりやすくなります。
- salary:月給・年俸など、一定期間ごとに固定的に支払われる給与
- wage:時給・日給・週給など、労働時間や日数に応じて支払われる賃金
- pay:給料・報酬の総称。口語で最も使いやすい
- income:給料・副業・年金などを含めた収入全体
- earnings:稼いだ金額。個人にも企業の利益にも使われる
salaryとwageの違い|月給・年俸か、時給・日給か
salary は「月給」「年俸」のように金額が比較的安定している働き方に使い、wage は時給・日給・出来高のように変動する働き方に使うのが基本です。日本の正社員の月給は salary、アルバイトやパートの時給は hourly wage と表現すると自然です。
ただし職種や地域によって感覚は異なり、現場作業やサービス業では正社員でも wage が使われることがあります。断定せず、相手の業界や文脈に合わせて選ぶのが安全です。
- monthly salary:月給(例:My monthly salary is 300,000 yen.)
- annual salary:年俸・年収ベースの給与
- hourly wage:時給
- daily wage:日給
- minimum wage:最低賃金
「年収」は英語で?annual incomeとannual salaryの違い
「年収」は英語で annual income、annual salary、yearly earnings などと表します。annual income は給与以外の収入も含む「年間の収入全体」、annual salary は会社から支払われる給与の年額を指すニュアンスが強くなります。
転職の面接や書類で聞かれる「expected annual salary(希望年収)」「current annual salary(現年収)」は、多くの場合、税金や社会保険料を差し引く前の額面(gross)を指します。日本と英語圏で「年収」の定義がずれることがあるため、額面か手取りかを一言添えると誤解を防げます。
- annual income:年収(副業・年金などを含む収入全体)
- annual salary:会社からの給与の年額
- gross income / gross pay:額面(税・社会保険料控除前)
- take-home pay / net pay:手取り
- payslip / pay stub:給与明細
英語で年収を伝えるときの例文と注意点
年収を聞かれたときは、数字の単位に注意が必要です。日本語の「万円」は英語ではそのまま通じないため、480万円なら 4.8 million yen、540万円なら 5.4 million yen のように言い換えます。百万単位(million)を使うのが基本です。
また、日本の年収は「賞与込み」で語られることが多い一方、英語圏では基本給(base salary)と賞与(bonus)を分けて説明する場面が多くあります。賞与込みの金額を伝える場合は including bonus と添えると正確に伝わります。
- My annual income is about 4.8 million yen.(年収は約480万円です)
- My annual salary is 5.4 million yen, including bonus.(賞与込みで年俸540万円です)
- My take-home pay is around 320,000 yen a month.(手取りは月約32万円です)
- 数字は百万単位(million)で表すと伝わりやすい
日本の給料・年収の目安|統計で見る万円レンジ
厚生労働省の令和7年(2025年)賃金構造基本統計調査によると、一般労働者(短時間労働者以外)の所定内給与は男女計で月34.06万円、男性37.34万円、女性28.59万円でした。単純に12か月へ換算した概算は、男女計で月給ベース約409万円、賞与を加えた年収換算ではおおむね400万〜550万円のレンジが一つの参考になります。
学歴別では高校卒が月29.72万円、大学卒が月39.63万円、大学院卒が月51.74万円となっており、大学卒は年収換算で概ね480万〜650万円あたりが目安です。産業別では電気・ガス・熱供給・水道業が月44.40万円で最も高く、学術研究・専門・技術サービス業が月44.03万円と続き、宿泊業・飲食サービス業は月27.72万円で最も低い水準でした。業種や地域によって差が大きいため、あくまで参考値として見てください。
- 男女計:月34.06万円 → 年収換算の目安 約400万〜550万円
- 男性:月37.34万円 → 約480万〜600万円/女性:月28.59万円 → 約350万〜470万円
- 高校卒:月29.72万円 → 約360万〜480万円/大学卒:月39.63万円 → 約480万〜650万円
- 高水準業種:電気・ガス・熱供給・水道(月44.40万円)、学術研究・専門・技術サービス(月44.03万円)
- 低水準業種:宿泊業・飲食サービス業(月27.72万円)
英語表現と年収を調べるときの注意点
英語の salary / wage / income は日本語の「給料」「年収」と完全には一致しません。辞書的な訳語だけで判断せず、額面か手取りか、賞与を含むかを含めて確認することが大切です。
また、統計の金額は平均値であり、年齢・勤続年数・地域・雇用形態によって実際の金額は大きく変わります。「この年収が保証される」といった断定はできないため、転職や交渉の場では自分の職種・経験年数の相場を複数の情報源で確認しましょう。
- 平均値はあくまで参考。中央値や年齢別の数字もあわせて確認する
- 英語圏では基本給と賞与を分けて説明する慣習がある
- 為替レートで円換算額が変わる点にも注意
この記事のポイント
- 「給料」は salary(月給・年俸)、wage(時給・日給)、pay(総称)を使い分ける
- 「年収」は annual income(収入全体)、annual salary(給与年額)が基本
- 額面は gross、手取りは take-home pay / net pay と覚える
- 日本の一般労働者は月34.06万円、年収換算で概ね400万〜550万円が目安
- 大学卒は月39.63万円、年収換算で480万〜650万円あたりが一つの参考
- 統計は平均値であり、年齢・業種・地域で幅が大きい点に注意