27歳の平均年収はいくら?男女・学歴・業種別の目安を解説
27歳の平均年収はおおむね350万〜480万円が目安
公的統計には「27歳ちょうど」の平均年収を示したデータはありません。厚生労働省の賃金構造基本統計調査は年齢を5歳刻みで集計しているため、27歳は「25〜29歳」の区分に含まれます。この区分の所定内給与(残業代を除く月額)は男女計で279.4千円でした。
単純に12か月分を計算すると約335万円、これに賞与(おおむね月収2〜3か月分)を加えると、年収はおおむね350万〜480万円のレンジが一つの目安になります。ただし実際の年収は勤続年数・業種・地域・雇用形態で大きく変わるため、あくまで参考値として捉えてください。
- 25〜29歳の所定内給与(男女計・2025年):月279.4千円
- 同じ区分の男性:月288.0千円/女性:月268.8千円
- 所定内給与は残業代を含まないため、実収入はやや上振れしやすい
男女別にみた27歳前後の賃金水準
2025年の賃金構造基本統計調査では、25〜29歳の所定内給与は男性288.0千円、女性268.8千円でした。男女計の男女間賃金格差(男性=100)は76.6で、比較可能な1976年以降で最も格差が縮小しています。
27歳前後は、20〜24歳(男女計242.8千円)から30〜34歳(同312.3千円)へと賃金が上昇していく途中の段階です。同じ27歳でも、新卒から5年目か転職を重ねているかで差が出やすい時期といえます。
- 20〜24歳(男女計):月242.8千円
- 25〜29歳(男女計):月279.4千円
- 30〜34歳(男女計):月312.3千円
学歴別の目安:大卒は高め、高卒はやや控えめ
学歴別の全年齢平均では、高校卒が月297.2千円、大学卒が月396.3千円でした。25〜29歳の区分でも高校卒は月251.7千円、大学卒は月296.4千円となっており、学歴による差は若いうちから一定程度生じています。
ただし学歴はあくまで平均値の差であり、職種・業種・資格・スキルの影響も大きくなります。27歳以降の年収は、実務経験や専門性の積み上げによって逆転していくケースも珍しくありません。
- 25〜29歳・高校卒:月251.7千円
- 25〜29歳・大学卒:月296.4千円
- 全年齢平均では高校卒297.2千円/大学卒396.3千円
業種別の目安:高い業種と低い業種で差が出る
産業別の賃金(男女計・全年齢)をみると、最も高いのは「電気・ガス・熱供給・水道業」で月444.0千円、次いで「学術研究,専門・技術サービス業」が月440.3千円でした。一方、最も低いのは「宿泊業,飲食サービス業」の月277.2千円です。
27歳前後でも業種の影響は大きく、同じ年齢でも業界によって年収400万円台前半から500万円台まで幅が出ます。転職や職種変更を考える際は、業種ごとの賃金水準を確認しておくと判断材料になります。
- 電気・ガス・熱供給・水道:月444.0千円(年収換算640万円前後が目安)
- 学術研究・専門・技術サービス:月440.3千円
- 金融・保険:月437.0千円
- 情報通信:月406.0千円
- 製造業:月330.0千円
- 宿泊業・飲食サービス業:月277.2千円
27歳・年収400万円台の手取りはどのくらい?
年収400万円台の場合、所得税・住民税・社会保険料を差し引いた手取りは、おおむね年収の75〜80%程度が目安とされます。年収400万円なら手取りは約300万〜320万円、月あたりに直すと約25万〜27万円前後になります。
手取り額は住んでいる自治体の住民税率、扶養の有無、社会保険の加入状況などで変動します。正確な金額は勤務先の給与明細や源泉徴収票で確認しましょう。
- 年収400万円:手取り約300万〜320万円(月25万〜27万円前後)
- 年収450万円:手取り約340万〜360万円が目安
- 手取りは扶養・自治体・保険加入状況で変動する
27歳から年収を上げるためのポイント
25〜29歳は役職や専門スキルがまだ固まっていない段階のため、30代以降の伸びしろを作る時期です。賃金カーブは男性で55〜59歳、女性で45〜49歳・55〜59歳がピークとなっており、27歳はまだ上昇途上にあります。
年収を上げる現実的な手段としては、高賃金業種への転職、資格や専門スキルの取得、評価制度が明確な企業への移動などが挙げられます。いずれも将来の年収を保証するものではないため、働き方や生活設計と合わせて検討することが大切です。
- 賃金水準の高い業種・職種を確認する
- 業務に直結する資格・スキルを積み上げる
- 評価・昇給の仕組みが明確な企業を選ぶ
- 転職時は年収だけでなく勤続後の伸びも見る
この記事のポイント
- 27歳単独の公的統計はなく、25〜29歳区分の月279.4千円(男女計)が参考値
- 賞与込みの年収はおおむね350万〜480万円のレンジが目安
- 男性288.0千円・女性268.8千円で、格差は縮小傾向
- 学歴や業種で差が出やすく、高賃金業種は月440千円前後
- 手取りは年収の75〜80%程度で考えると把握しやすい